該当 当該

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「該当」と「当該」の意味と使い方@それぞれの違いと使い分けの例。


「該当」と「当該」の違いって何だろ?なんて思ったことありませんか?
同じ漢字の前後が入れ替わっているだけの言葉って使い方が紛らわしかったりしますよね。
 
ただ、日ごろ会話で使うにはちょっと堅苦しい言い回しになるので、普段使うことは少ないかも知れません。
でも、ニュースとか新聞には出てきますし、特に色んな書類とかで目にすることもあったりしますよね。
 
なので、日常会話で使うことがなくても、知っておかないと恥ずかしい思いをしたり、もしかしたら仕事に支障があることもないとはいえませんよね。
 
てなわけでここでは、「該当」と「当該」をちゃんと使い分けられるよう、それぞれの意味から使い方まで紹介していきたいと思います。
 
 

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「該当」と「当該」の違い

「該当」と「当該」を辞書で調べてみると、
 ・「該当」・・・条件に当てはまること
 ・「当該」・・・話題になっている事柄に関係があること。または、そのもの。
 
とのことですが、これだけだとちょっとわかりづらいですよね。
 
どちらも前提に「条件」や「事柄」があるんですが、その条件に当てはまってる場合「該当」を使い、事前の事柄に関係している場合「当該」を使います。
つまり、「該当」は条件に当てはまることで、「当該」は条件を満たしている事柄についてということです。
 
そして、「該当」は動詞的に使われますが、「当該」は動詞的には使われません。
また、「当該」の後ろにつくのは名詞だけで連体詞的に名詞の修飾語として使いますが、「該当」の後ろにつくのは名詞とは限りません。
といった違いがあります。
 
また、「該当」は「条件に当てはまる」に、「当該」は「その」とか「前述の」とかに置き換えても意味が通じます。
 
「あれ?」なんだか余計わからなくなっちゃいましたか?
すいません。m(_ _)m
では、「該当」「当該」それぞれの使い方を見ていきますね。
 
 

【第2章】「該当」「当該」の意味と使い方

「該当」「当該」はそれぞれ意味合いや使い方が違ってきますので、それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。
 

「該当」の意味と使い方

 
「該当」の意味は条件に当てはまることですよね。
ということは、この「該当」という部分を「この条件に当てはまるのは○○」と置き換えても意味が通じるということです。
 
「該当」は動詞として使われることが大きな特徴で、「該当する」とか「該当している」というように後ろに動詞をつけて使われます。
「○○に該当する方は~」という感じですね。
 
そして、この「該当」の部分を「条件に当てはまる」に置き換えると、「○○の条件に当てはまる方は~」という感じで同じ意味になりますよね。そんな感じです。^^
 
ただここで、「該当期間」とか「該当各社」とか新聞等で目にすることがありますよね。
「これはどうなのよ!」って言われそうですが、「該当」に「する」という動詞をつけてみて下さい。
 
「該当する期間」、「該当する各社」となりますよね。
そうなんです。
一見、動詞じゃないように見えても“動詞として使えるかどうか”というのがひとつの目安になるということなんですね。
 
また、「該当」は「条件に当てはまる」ということなわけですから、とうぜん前文にはその条件あるいは状況などが出てくることが前提になります。
その条件に対して当てはまることを「該当する」というように使うんですね。
 
 

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「当該」の意味と使い方

 
「当該」の意味は、話題になっている事柄に関係があること。または、そのもの。
ということですから、こちらも「該当」同様、前文に条件や事柄が出ている事になるんです。
 
つまり、「該当」「当該」どちらも前提条件があって使われる言葉だってことですよね。
この辺が使い方を紛らわしくしている原因かもしれませんね。
 
ただその前文に対しての意味合いが違っていて、「当該」の場合は前文の内容を、同じ意味を繰り返すことなく省略する時に使います。
 
要は「その」とか「前述の」と同じような意味合いになるんです。
なので、これらの「その」「前述の」とかに置き換えても意味が通じるようになるということですよね。
 
要するに、「当該○○」というと「今まで述べてきた内容の○○」という意味になり、この「○○」には名詞が入ります。
 
たとえばこの「○○」に、「商品」、「地域」、「期間」などの言葉を当てはめてみると、
「当該商品」、「当該地域」、「当該期間」のようになります。
 
「当該」が「今まで述べてきた内容」で、「その」とか「前述の」と同じような意味になるわけですから、
「今まで述べてきた内容の商品」、「その地域」、「前述の期間」などとなるわけです。
 
 
あと、「該当」と違うところは、後ろに動詞だけをつけても意味が通じないというところです。
「該当する」に対して「当該する」はないということですね。
 
動詞的に使おうとしても、「当該」の後ろには名詞が来るわけですから「当該商品を~~する」と言うようにしか使えないということになります。
このように、連体詞的に名詞を修飾する語として使うのが「当該」ということですね。
 
 

「該当」と「当該」の使い分け

では実際に、「該当」と「当該」がどのように使い分けられるのか見ていきましょう。
 
【例1】沿線や間取り、環境などの条件を出して不動産屋さんで物件を探してる場合
 
●「該当物件」の場合
 「該当する物件」=「条件に合った物件」となるので、
 「該当物件はこちらとこちらになります」といった場合には、
 ⇒「沿線や間取り、環境などの条件合った物件はこちらとこちらになります」ということ意味になります。
 
●「当該物件」の場合
 「その物件」=「いま説明している物件」となりますので、
 「当該物件は○○駅から徒歩10分、3LDKで公園が近くにあるのでお客様の条件をクリアしてます。」という使い方をして、
 ⇒「今ご説明した物件は○○駅から徒歩10分~~をクリアしてます。」という意味になるわけです。
 
 
【例2】スポーツ競技の出場可能な年齢制限が15歳以上の場合
 
●「該当選手」の場合
 「該当する選手」=「条件を満たした選手」ということなので、
 「該当選手は○○選手と△△選手です。」といった場合、
 ⇒「15歳以上という条件にあった選手は○○選手と△△選手です」という意味になります。
 
●「当該選手」の場合
 「前述の選手」=「いま話題にしていた選手」ということなので、
 「当該選手は15歳以上という条件を満たしていないため出場できません」というと
 ⇒「いま話題にしていた××選手は15歳以上~~ため出場できません」ということになります。
 
 

まとめ

「該当」と「当該」は、どちらも前提条件があるけど、この条件に対しての使い方が違ってくるってことですよね。
同じ漢字を入れ替えただけなんだから、反対の意味になれば紛らわしくもないんですけどね。^^;
 
とにかく、どちらも前提条件がありきなので前文が必要になります。
で、その後繰り返して使うことを避けるために使われるってことですなんですよね。
「その」とか「あれ」とかの堅苦しいバージョンってとこですかね。^^
 
というわけで、また~
 
 

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